コロナ禍で緊急事態宣言を経験した翌年の2021年、やっと映画鑑賞が自分の日常に戻ってきたことを特に実感した映画が2本ありました。1本は、映画館が座席の間引き販売を終了したタイミングに満席の映画館で観た『アメリカン・ユートピア』。他人同士が今この瞬間、同じ感動を共有していることに興奮!
そしてもう1本が『DUNE/デューン 砂の惑星』でした。圧巻の映像美!スクリーンの世界に吸い込まれそうな没入感!映画館でこその映画“体験”!
その続編の本作は、私にとって観る前から既に特別な作品。公開初日の1回目に観に行きました。
ディストピアの世界、異者との対立と共存、一族のサーガ、自分が何者なのかに苦悩する主人公、などなど見応えある要素をフルコースで味わうような映画ですが、わたし的には、まるで生き物のように表情を変える砂漠の美しさと、ケープ&スカーフの使い方や裏布の色までこだわった衣裳デザインの美しさと、ティモシー・シャラメの美しさに酔いしれる映画として大満足!
デンゼイヤ、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、アニャ・テイラー=ジョイといった若手から、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、ハビエル・バルデム、クリストファー・ウォーケン、シャーロット・ランプリングまで、豪華すぎるキャスティングも見どころです。