驚きのラスト!え?何が起きたの?どういうこと?
今もずっと、脳内でラストの解釈探しが続いています。
長野県の、自然に惠まれた町が舞台。森を下から見上げる冒頭の映像がとても神秘的、音楽もとても美しい。でも、展開するストーリーは不穏。観ていて気持ちがザワザワ、キリキリし続けます。
悪意のない言葉が相手を失望させる…そんな場面が何度もある映画でした。
そして、悪は存在しない、という映画のタイトルの意味が、はっきり分かったかと思えば、しばらくすると霧に包まれたかのように見失う、その繰り返しの映画でした。
花という名前の少女が、空を見上げ一点を見続けているシーンが印象に残ります。大人たちには見えていない何かが、少女には見えていたのかもしれません。
Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下の9階スクリーンで観ましたが、7階のフロアにはヴェネチア国際映画祭で本作が受賞した銀獅子トロフィーがディスプレイされていて、本物を間近で見ることができます!各国ポスターの展示もあり、近づいてよく見ると、ドキっとする発見がありました。