【イベントレポート】下高井戸シネマが愛される理由~支配人・木下陽香氏を迎えて~

8/10(木)、ANGELIKA第4回イベント<下高井戸シネマが愛される理由~支配人・木下陽香氏を迎えて>を開催しました。

まずは下高井戸シネマの変遷についてお話をお願いすると、この日、映画館から大変貴重な資料をご持参くださっていた木下支配人。同館に保存されている「上映スケジュール表」が1枚1枚ファイリングされた2冊の厚いファイルです。下高井戸シネマファン垂涎のコレクションに感嘆の声があがります。回覧させていただき、お一人お一人が見入りました。

支配人になられたのが2019年9月。その経緯や、コロナ禍を経て今に至るまでのご経験のお話は心に沁みます。

“支配人の日常の仕事“もお話しくださいました。音量、黒味、バリマスク…映画1本を上映するのにさまざまな項目を調整する作業は、すべて、映画を綺麗に観ていただきたいという思いから。そして、1番の大仕事がスケジュール作成。通な作品、メジャー作品、そして、同館に観にいらっしゃる方々が求めている作品…そのバランスのとり方へのこだわりがあってこそ、下高井戸シネマの唯一無二の上映スケジュールが作られるわけです。

ANGELIKAから木下支配人に、同館で上映された映画の中から2本、想い出深い映画を決めてそのエピソードをお聞かせくださいと事前にお願いしていました。それぞれとても素敵なエピソードをお話くださいました。現在、2本の映画のチラシを店内に飾っております。

木下支配人のお人柄に触れて、下高井戸シネマが愛される理由がわかりました。これからも変わらず、“オンリーワンの映画体験”を私たちに提供し続けてください。

 

下高井戸シネマ 15th記念ポスター 店内掲出

下高井戸シネマが現在の運営体制となった1998年から2013年まで、同館で上映された映画のチラシが並ぶ圧巻のポスター。2013年当時、来場者に配布してくださった記念品です。当時同館に足繫く通って映画を観た店主にとっての宝物で、自宅に飾っておくだけではもったいないと常に思っておりました。今回、木下支配人にご快諾いただき店内に掲出、皆様にお披露目しています。